第315段 RE 1/100 ガンダムMK3 (5回目)
いきなりであるが、プラント建設において、プラントエンジニアと建築デザイナーとは水と油
の業界である。
どうしてこんな事を書いているか???・・・これには理由がある。
先日ブログで知り合った、あるブロガーさんの記事に対してのコメントを読んでいる時、凄く
引っかっかるコメントがあった。
それは某ゴミ焼却場についてのコメントなのだが、有名なオーストリア人の建築
デザイナーが工場の外観をデザインした事に対して触れていた。
「この焼却場はあるヨーロッパの有名な設計士の作品ですよ」・・・というコメント。
うーん! ・・・どうも引っかかる。
建築デザイナーの仕事は、あくまでも工場の建家(我々は殻と呼んでいるのだが・・・)のデ
ザインだけ。
とくにこの焼却場は歪なデザインで世界的にも有名。
なので素人さんからみたら、殻をデザインした建築デザイナーが工場全体を設計したと思われ
ても仕方のないことかもしれない・・・でも我々プラントエンジニアからしたら面白くない。
我々は、独創的なら全てが評価されると思いこんでいる、自分よがりな建築デザイナーがデザ
インした殻で、どうすれば効率的に工場ライン及び機器配置ができ、更に客が要望する物質収
支を計算して、120%の能力が出るプラントを形あるものにしていく。
そんな事は建築デザイナーには出来ない、我々プラントエンジニアの仕事だ。
プラント設計をするとき、必ずと言ってトラブルが起きる事は、そういうプラントエンジニア
と建築デザイナーとのいざこざである。
私は思う・・・独創的なデザインで世の評価されている建築デザイナーよりも、建設費・工事
工程を考慮した効率の良い殻をデザインしていく建築デザイナーの方がどれだけ優秀で優れて
いるか・・・そういう事を分ってくれる客は少ない。
どうしても名声高い人がデザインした殻が、高く評価されることが悔しくて仕方がない
今回は前回の記事で、ど派手に汚しを入れた状態までを紹介してきましたが、今回は更にボロ
ボロ感をだしていきます。
弾痕跡から出る錆垂れを表現
更に脚部からの錆垂れを施しました。
そして先日、ヨドバシカメラでこんなもの見つけました。
1/100でMSフィギアなるものを見つけました。
恐らくガンプラの情景を製作するモデラーさんに重宝されるのでしょう。
その位、熱いガンプラモデラーさんがいるという事なんでしょうね。
でもね・・・今回、このガンプラ使って情景製作すると書きましたが、ディオラマはおいおい
とユックリペースで製作します。
スケールキットが製作したくて我慢できなくなっちゃいました。
ガキよ、すまん! 気長に待っとれ!
現場に入り込んで、宿で製作できたら頑張ってみる!
そしてこいつを発見
1/100 MSハンド(連邦用)
凄いこんな物まであるなんて・・・
この記事の最初にハンドは自作するとデカイ口叩きましたが、こんなキットがあるなら使い
ます・・・ていうか、早く完成させてしまいたい。
「おー、ガキ! オッサンってのはな、社会にもまれているから、平気で嘘をつくんだぞ!
ついこの間も、客から仕事頼んでも大丈夫か?って聞かれて、全然余裕っすよ!って答え
てしまって、結局納期遅れて、後でコンコンと叱られたばかりなんだぞ!・・・二日位、
へこんでしまったんだぞ」
と今回は、ここまでとします。
もう少しで完成・・・頑張るべ!