第513段 BAX-5 土蜘蛛 （17回目）
先日の週末。
自宅での日曜日の朝食時の一時。
部屋の整理とリフォームのTVが放送されていた。確か番組名は「住まいのダイエット」
毎週、欠かさずにこの番組を観ている嫁さんが、「和室を潰して広いリビングにしたいわ」
とボソリ・・・
この嫁さんの願いは今に始まった事ではなく、数年前・・業者に見積を御願いした事がある。
お値段ズバリ１００万円・・・高！
しかしいつも思うのだが、この手の番組に出て来るカリスマ主婦の整頓術って、必ず断捨離有
りきだよなぁ・・・そりゃぁ、物捨てたら整理が出来るやろ！もの物捨てないで整理する方法
を教えてくれ！
嫁さん、「あんたの部屋も断捨離したら？」と強烈な一言を何気ない顔でボソリ・・・
怖わぁーーーーーー！ 断捨離で捨てる物なんて、一つもあれへん。
一度、嫁さんに言った事がある。「俺のジオラマ、玄関とかトイレに飾らへん？」
「絶対に嫌！家の雰囲気と合わない！飾る所がないのなら捨て！それに、あんたが死んだら、
この模型どうすんの？棺桶にも入らへんよ。そうなったら全部壊してゴミ回収行きやで」
嫁さんよ・・・お前は鬼か？ 勝手に人を殺すな。俺の作品と在庫キット捨てたら化けて出て
やるぞ！
でも冷静になって模型部屋を見てみた。
今現在・・・
数多くの作品は、行きつけのショップ等に展示してもらっているが、ショップから何時回収し
てくれと言われるか分からないのは確か・・・
部屋のショーケースも、まだ少しだけ展示スペースが残ってはいるが、今後完成品は確実に増
えるだろう・・・どうしよう？？？
売るか？（売れるか？） 捨てるか？ コンテナ借りるか？（金ないけど・・・）
妻帯者持ちのモデラーにとって、深刻な問題だと思う今日この頃・・・
さて前回、多脚のディテールアップは終了と書きましたが、ショップのマスターに写真を送っ
た所、「自分な・・・爪が相変わらず甘いね。ここの所に砂が詰まったらどうすんの？」
とメールが返って来た。
確かにな・・・しかし「でも一応可動式やからな・」とまたマスターにメールを送る。
「君な何か？ガキンチョか？良い歳こいて、わぁーここの関節良く動くとか、ガシガシ動かし
て遊びたいわけ？ 俺なら砂塵フィルターを付けるな」
このマスター・・・付き合いは１５年程になるが、思った事をズケズケと言う人。
まぁ、だから１５年も付き合っていられるのだが・・・私は奥歯に物が詰まったような話をす
る人は、昔からは苦手。だから私も、このマスターとは腹を割って話をする。
結局言われた通り・・・て言うわけではないが。
キムワイプを関節周囲に巻いて、水溶きの木工用ボンドで固定し、簡易フィルターを再現。
（お陰で殆ど動かなくなった）
そして、砲台のバケットにエッチングパーツを接着して・・・４ケ月に渡った、多脚式戦車
（土蜘蛛）の工作はこれで終了！
これは迫力の大きさと言うか、ボリューム（笑
いやぁ・・・疲れました![]()
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さて、ここまで苦労した多脚戦車ですからヤッパリ・・・
単体仕上げでなく、ジオラマで仕上げたくなってきた。でも、大きさに合うベースのジオラマ
となると、寸法的にかなり大きくなるのは必至。
先の前文でも書いたように、模型部屋の整頓をしなければいけないこの時期。
「敢えてやろう！でっかいジオラマを作ると！」
置き場所なんて・・・置き場所なんて・・・後から考えれば良いさ（もうヤケクソ）
俺は・・・俺は・・・自滅よりも、完成してからの喜びを優先してやる！
と言う事で、本来ならこの後の工程は、塗装となるのですが、現場終了も後僅か。
レオパレス引き上げまでに、大きくスペースの取る作業は、出来るだけレオパレスで済ませて
しまいたいので、次回からはジオラマベースの製作に取り掛かっていきたいと思います。
と言う事で、今回はここまでとします。