第561段 洋上ジオラマ 「本日晴朗ナレド波タカシ」(最終回)
いが、ゆっくりとなら足を引きづりながらでも歩ける。さて、足を痛めて改めて思った事がある。
これ皆さん分かりますか?
正解は、風呂場に付いている手摺。
マンション買う時に、この手摺はオプションで付いてきたのだが、今の今まで「こん
なん要らんわ!」と思っていた。しかし、何と便利な手摺なんだろうか。
この他にも、これはトイレの手摺。この90度の角度が何とも素敵。
縦の手摺を持って、そのまま体を回転し、横の手摺に持ち替えて便座に座ります。
怪我して初めてこの手摺の有り難さを感じました。調べてみたら、この手摺は人間
工学に基づいて設計されているとの事。いやぁ・・・同じ設計者として、こう言う素
晴らしいアイテムの設計に携わりたいものですな。
さて今回から、模型製作の再開です。
とりあえず洋上ジオラマを完成させていきましょう!
先ず波頭を再現する為に、ジオラマのタイトルプレートを製作していきます。
1mm厚のプラ板でプレートを切出し。枠を5mm幅のエバーグリーンのプラ板で、
プレートの外周に接着しました。
ワードでタイトルをかきましたが・・・・
今回使用するクリヤーデカールは、デザインした絵や文字を反転させて印刷しなけれ
ばいけないみたい・・・このデカールを使用するのは初めてで、説明書を読んで知り
ました。ワードでは文字を反転する事が無理(私が知らないだけかも知れませんが)
そこで、ワードのファイルを一旦PDFに変換して、フォトショップで反転。
塗装したタイトルプレートに貼り付けました。しかしこのデカール、糊が強力過ぎ
て、乾燥後クリヤーを吹いて研ぎ出しをしたのですが、中々上手に砥げませんでし
た。ヤッパリ、いつものファインモールドのデカールにしておけば良かったです。
次に波頭の再現。とりあえず練習台に同じ食玩の戦艦大和を使用しています。
波頭を製作するアイテムは、写真のブレンデッドファイバー。
中に極小の繊維が含まれ、波や波頭の再現に最も適したメディウムだと思います。
ただ、船体廻りに塗布して直ぐはウェットで良い感じの白、これぞ波!と言った感じ
なのですが、これが乾燥すると・・・
非常に発色が悪くなります。(写真では分り難いですね)
仕方がないので、ブレンデッドファイバーの上からアクリルガッシュの白を被せて。
仕上げにグロスメディウムで、光沢を出しました。
再現した本番の波頭です。
と言う事で、御清聴ありがとうございました。
完成写真は、床に座れる位に足が回復してから撮影していきます。そう言えば、
ALICE12の写真も未撮影だった・・・