WORK No. 063 バンダイ 1/72 VF-31ジークフリード ガウォーク |
可変戦闘機が航空機形態(ファイター)から人型ロボット形態(バトロイド)へ、またはそ
の逆の変形をする途中の段階で、航空機に手足が生えたような姿をしている。
メインエンジンを搭載した脚部を垂らし、機体下方へエンジン推力偏向することでVTOL飛
行を行い、背部ロケットブースターと組み合わせてホバリング移動を行える。
また、両脚を前後に動かし地表を疾走することもできる。
VF-1バルキリーの開発過程で発見されたもので、当初はファイターからバトロイドへの
変形途中の無防備状態を避けるための過渡形態に過ぎなかったが、試作機VF-X1のテスト飛
行中、変形の不良で不時着する際に偶然その有用性が確認された。
この形態のままホバリングを行い地上を滑空したところ、バトロイドほど操縦性は難しく
なく、高速滑走形態での安定性からパイロットの負担軽減の有用性が認められ、正式に運用
パターンとして組み込まれることになった。
特に、従来戦闘機からの転換組でバトロイドの操作に不慣れな者は、好んで使用していた。
さらに、脚部を降ろして腕部は畳んだままのファイターとガウォークの中間形態も存在し
ており、便宜的に「ガウォーク・ファイター」と呼ばれる場合がある。
航空力学的な空気抵抗が減るため、非戦闘時の哨戒活動や低空高速移動に用いられる。
ファイターモードで着陸脚や滑走路に支障をきたした場合も、この形態で走行滑走やVTOL
により離着陸が可能となる。また、仮にバトロイド形態で腕部が破損しても、この形態にて
移動や戦闘、戦域からの脱出が可能で、戦闘継続性やパイロットの生残性を高めることとな
った。空中戦の戦技としては、ファイターモードで敵機に背後を取られた際、ガウォークへ
変形して両脚部を前方へ展開。
空気抵抗とエンジンの逆加速によって急減速し、敵機との位置関係を逆転するという応用法
がある。
7月末に完成したVF-31ジークフリードのガウォーク形態です。これで、ファイター・ガウ
ォーク・バトロイドの3形態の揃い踏みです。