第606段 ジオラマタイトル:崩壊した国境(6回目)
今年は、いよいよ娘の高校受験本番の年。
去年の年末は、娘と受験する高校に願書を貰いに行った。
どうやら私と同じ高校を受験するらしい・・・大丈夫か?
しかし、、、何年ぶりだろうか?我が母校へ行くのは?
とにかく早く受験が終わって欲しい。最近は、進路で嫁さんと娘の言い合いを聞くの
が
しんどい。
嫁さんの言い分も分かるし、娘の言いたい事も分かる。こう言う時は、貝に
なって
黙ってウンウンと頷くだけで、自分の工房から出て来ないのが一番である。
さて今年最初の模型製作記事。嫁と娘の言い合いは聞こえないふりをして、私は工房
で製作に励みます(笑
今回使用する石膏は、<サクラ印の焼石膏>。経験上、これが一番の優れ物だと
思います。石膏のキメの細かさは絶品です。ただ、乾燥後のヒケは少し大きい。
水と石膏を5:5で配合して、型に流し込みます。
こうやって見ると豆腐みたい・・・
約1日乾燥させて、型から取り出します。
これで、塀の複製は完了
塀下部に、ベースと接続させる為の冶具を取付
原型の寸法を間違えたのか?ヒケが大きかったのか?
ベースと長さが合いません。
仕
方がないので塀を2個に
分断して、写真のように無理やり寸法を合わせまし
た。
出来た隙間は、石粉粘土で埋めました
国境塀の基本形が完了
ディテールアップとして、塀が破壊された時、剥き出しになった鉄筋を再現したかっ
たのですが、仕事柄完成した塀や工事途中の鉄筋は見慣れていますけど、壊れた塀か
ら剥き出し
にはった鉄筋は余り見る事がないので、これで良いのか疑問です。まぁ、
おかしけれ
ば追々と修正していきます。
次に崖の上部の地面を再現していきます。崖上面に紙粘土を持っていきます。
下の地面はティッシュペーパーで再現してみましたが、やはり地面の凹凸が気に
入
らないので、地面も紙粘土で盛ることにしました。
やっぱり地面の表現は紙粘土がベストなのか?前よりかは良い感じだと思います
因みにAが紙粘土の盛りで、Bがティッシュペーパーで再現した地面です。
この後B側にも崖を作っていこうと思いますので、崖完成次第、紙粘土を盛っていき
ます。と言う事で、今回はここまでとします。