第467段 バキュームフォーマー製作記事と実践編
今年も残す所あと僅か・・・なんとなく正月は会社の設計室で迎えそうな嫌な予感。
しかし今年は仕事ばかりの年だったなぁ
模型製作としては天中殺の年。
年初めのT-90は未完のままだし、完成したのはたったの4作品。
未だかつて、こんな事はなかったかも??? いや、あったな。確か6年程前
に・・・・あの時は、5作品だったような気が。
来年は年明けてすぐに4ヶ月間、現場常駐だし・・・まだまだ模型に集中出来る日は
遠うそうだな
でもですね・・・模型製作では作品の完成には至らなかったけど、2つの新しい技法
を習得した年でもありました。
まず1つ目は、シリコンとレジンを使用したパーツの複製。これは来年にでも記事に
する予定です。
それともう一つは、バキュームフォーマーを使用したヒートプレス。
今回は、自作のバキュームフォーマーの製作記事を書いてみます。
めちゃくちゃ簡単ですよ!
材料は、これだけ。
穴の開いたアルミの板・ベースの板・枠の木材・塩ビのパイプ。
写真の取手は、使用しませんでした。
これ全部、ホームセンターで調達です。
上の写真のように、材料を木工用ボンドで接着。
塩ビのパイプは、真空機器である掃除機に接続する為のアタッチメント。
でもここで一つ、もっとも重要な注意事項。絶対にバキュームフォーマーを掃除機に
接続している所を、嫁さんに見つかったらいけません!
また子供の前で正座させられて、模型製作禁止令が発令される事間違いなしです。
塩ビのアタッチメントは、エアー漏れ防止の為に、ボンドで隙間を埋めます。
次にスポンジタイプのテープを用意します。これは、家にあったものを使用。
パーツの大きさに合わして、アルミ板の穴あき部を両面テープ囲います。
アルミ板と木枠の合わさる部分にスポンジテープを貼って、シーリング対策。
これで本体の完成。
次にパーツの押さえ部を木枠で製作。
最初は木枠の持ち手として、市販の取っ手を用意してましたが、火傷しそうな程に熱
くなるので、残った木材に変更。
これでバキュームフォーマーの完成です。めっさ簡単!
さて実践編です
まずは、プレスするパーツの原型をパテで造形します。
パーツ全体に透明の板が絡みつきやすくする為に、下部に張り出しを作ります。
それと大事なのを書き忘れました。
熱源となる電熱コンロをアマゾンで購入。
さて、複製の材料となる透明パーツですが、タミヤの透明プラ板や透明の塩ビ板と、
色々試してみた所・・・
ベストと思われる素材は、これ! アクリルサンデーの0.5mm板
これを木枠に取り付けて・・・
電熱コンロで熱します。
板が白くなってきました・・・でも、まだまだ熱します。ここでプレスすると確実に
失敗します。
そしてこの段階で、本体を掃除機に取付。皆さん、奥さんにバレないでね(笑
ひどい目に合わされるから・・・って、俺だけか(笑
板が、白から透明になった時、掃除機のスイッチオン!
木枠を本体に押さえ込んでプレスします
不要な部を切り取って、キャノピーの完成
良い感じに、キット本体に取付が出来ました!
最初は絶対に、プレスに失敗すると思います。
ですが何度も失敗を重ねて成功しました。
私はこの作業を、夜中にビクビクしながら一人で孤独と戦っていました。
という事で、バキュームフォーマーの製作記事と実践編でした!